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イモリコラム

イモリウムに最適な苔はシノブゴケ

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イモリウムの水槽立ち上げ&イモリの飼育を始めて1ヶ月ぐらいが経ちました。立ち上げから多少レイアウトの改修を繰り返しつつようやく最終形に近づいてきたように思います。生体も2匹とも元気です。

2022/04/17時点でのレイアウト

ホソバオキナゴケの回収〜シノブゴケの植栽へ

レイアウト改修の中で一番大きな改修は、ホソバオキナゴケを全て取り払ってシノブゴケとエダツヤゴケに入れ替えたことでした。
それをやったのにはいくつか理由があるので今回はそれをまとめたいと思います。

イモリの棲家に最適なシノブゴケ

YouTubeでイモリウムの動画を見ているとその多くのケースで底床として使用されているホソバオキナゴケですが、イモリたちがホソバオキナゴケの上にほとんどいないことが気になっていました。いるのはハイゴケやコツボゴケの隙間やシェルターの中など身を隠せるところばかり。

ホソバオキナゴケに身を寄せるイモリ(2匹います)

上の写真のようにホソバオキナゴケの上にいる時も隅っこの方に身を寄せているだけなので、これは何か手を入れた方がよさそうだな〜と思っていました。で、ある時僕の御用達のアクアショップ「アクアフォレスト(新宿店)」に立ち寄った際にちょうどいい感じのシノブゴケがあったので購入してみました。

そしてシノブゴケを導入してみるとどうでしょう。
明らかにシノブゴケへの上にいるイモリたちが落ち着いてるじゃないですか!?

「見た目でそこまで分かるのか?」と言われそうですが、ホソバオキナゴケを敷いていた時にはギューッと身を縮こませていたのですが(←不安やストレスを感じている状態)、シノブゴケを導入してからはリラックスした状態でいる様子が見て取れました。

ホソバオキナゴケとシノブゴケの違い

上はイメージ図ですが、ホソバオキナゴケは丸いドーム型をしていて表面がツルンとしています。一方のシノブゴケは細かな枝葉が茂っているので赤丸部分が影になりイモリが身を置きやすいのではないかと思います。

これは今飼育しているイモリが10cm足らずの亜成体だから余計に身を隠しやすい、という理由もあると思いますがイモリウムのレイアウトをする時は木陰を作ることがイモリの生活水準を上げる鍵だと思います。

湿気があまり得意じゃないホソバオキナゴケ

これは苔の知識や経験が足らなかったが故の失敗ですが、ホソバオキナゴケは高い湿度があまり得意ではないようです。

水槽立ち上げ当初のレイアウト

こちらは水槽立ち上げ当初のレイアウトですが、画面左上の部分と中央の水辺に近くにホソバオキナゴケを配置していました。
この写真は植栽直後のものなのでホソバオキナゴケも青々としていますが、日を追うごとに水辺近くのホソバオキナゴケが茶色く傷んでいくのが見て取れました。

霧吹きも毎日1〜2回はやっていて水辺も近いから水分供給は問題ないはずなのになんで??と思っていたのですが、ホソバオキナゴケにとってはそれが良くなかったようです。また、一緒に植栽していた苔(コツボゴケ、シッポゴケ、ハイゴケ)が湿度が高くても大丈夫な苔だったこともあり、相性という意味でもこの水槽には向いていないことに気づきました。

現在のレイアウトでは、山頂部分の苔はシノブゴケ、水辺近くはエダツヤゴケに入れ替え、ホソバオキナゴケは別の容器に移して育成をしています。

また直近ではよりいい感じの木陰を作るべくコウヤノマンネングサも導入しました。

コウヤノマンネングサ

ヤシの木のように伸びるコウヤノマンネングサが入ったことでジャングルみたいな雰囲気になりました。おそらくコウヤノマンネングサの根本あたりはイモリたちのよい棲家になると思います。

という訳で今回はイモリの過ごしやすい苔の種類についてまとめてみました。

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