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イモリコラム

コケの育成で外してはいけないポイントが分かりました

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イモリの育成を始めて1ヶ月近く経ちました。
水槽自体はそれより前に立ち上げていたのでそこから数えると5週間というところかと思います。

イモリの育成と観察自体は常に新しい発見があって楽しい毎日ですが、そもそもは「コケリウムを作りたい」というところが出発点となっているので、コケの観察も並行して続けています。
今回はそんなコケ育成の中で気づいたことをまとめます。

コケの育成は湿度を保たないとダメ

これがここまでの間で一番の学びでした。
水槽立ち上げの際、通販で取り寄せたコケパック(数種類のコケが入っているセット)でレイアウトを作ったのですが、結構なコケが余ってしまったので水槽のレイアウト以外にもいくつかの容器(タッパーとか)でコケを育てていました。

ただ、しばらく日にちが経つと水槽内部と外で育成しているコケの様子に違いが出てきていることに気づきました。

コケの購入にあたっては色々調べていたので「一日数回の霧吹き」というのはどちらも行っていたのですが、どうも水槽の外のコケに元気がない。
日を追えば追うほどその勢いの差は大きくなっていったので、水槽の外のコケをさらに小分けして飼育環境を変えてその様子をうかがっていました。

で、出た答えが「湿度を保つ」でした。
いくら霧吹きで水を与えていてもすぐに乾いてしまう環境ではコケは育ちにくい、高い湿度でなくてもいいけど一定の湿気が保たれていることがコケの育成には必要なようです。

コケそのものは屋外で自生しているのが普通なので湿度の変化が重要だとは思っていなかったのですが、そういえば屋外でコケが自生している場所というのは乾湿の変化が少ないところだということに気づきました。

それが分かったところでどう対策をしたか?というとこれは簡単で、単純に「フタができる容器で育成する」。これで解決しました。

フタ付きプラケース

↑がコケ育成専用のプラケース(ダイソーで買いました)なのですが、霧吹きをした後はフタをして育てています。換気とか必要じゃないの?とは思ったのですが、完全に密閉されているわけではないし、霧吹きの時にはフタを開けているので空気の入れ替えはそれぐらいで大丈夫なようです。
2〜3日したらコケの緑が回復してきたのでちょっと驚きました。

これとは別にビンでもコケの育成をしていますが、そちらもキリで穴を開けたフタであまり湿気が逃げないようにしたりすることでコケの状態は回復しました。

ただ、ここで疑問が残ったのはなぜ水槽内のコケは大丈夫なのか?

これはおそらく水辺があることで水自体は十分保たれていることと水槽自体のガラスブタと照明を遮るために使っている鉢底ネット(の複数枚重ね)が湿気が逃げるのを防いでいるんだと思います。あと、ガラスの壁面があることも風通しを防ぐという意味で有効なのかもしれません。

とはいえ、水槽内の場所によっては乾燥しやすいところもあるようでそこには他よりも重点的に水やりをすることで対処しています。

コケリウムやイモリウムのエキスパートの方々のYouTubeを見ていてもそこまで言及しているのを見たことがなかったので(←たぶん初歩すぎる)、気づけなかったのですがこうして一つずつ理解していくことでコケの状態や環境が上向いているのを確認できるのは楽しいです。

そしてこうやってみんな沼にハマっていくんでしょうね。。

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