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イモリコラム

完璧な水の循環 -イモリウム六代目水槽起ち上げ記録(3)-

六代目イモリウム水槽起ち上げ記録の第三弾更新です。仕事の都合で数日こちらの作業が滞っておりました。

今回もこれまでの起ち上げの反省と実験についての解説になります。もしかしたらこれが今回一番の取り組みになるかもしれません。それは…

完璧な水の循環

そう「完璧な水の循環」です。まず下の画像を見てください。

これは誰が何と言っても水槽を上から見た図

これが初代〜これまでの水槽の水の循環モデルです。水槽の角に置いたポンプから水を吸い上げてまたそれを戻すというやり方です。ごく一般的な循環システムだと思うのですが、これの欠点はポンプから遠いエリアに水が届かない(=循環が起こりづらい)ことです。

熱帯魚などを飼育するアクアリウムであればいいのですが、僕が作るイモリウム水槽の場合、水中に置かれた底上げを兼ねた低床素材(←前回の記事参照)やらレイアウト用の水草や流木やらが水流を堰き止めてしまうためより水が行き渡りづらくなってしまいます。

一方、こちらの図は五代目水槽のレイアウトです。

五代目水槽の水の循環モデル

四代目水槽までの課題を克服するべく、五代目水槽の起ち上げでは水中ポンプを水槽の中央付近に置くことにしました。これによって理屈上はよりまんべんなく水の循環がいきわたるようになったはずなのですが、実際に運用してみるとどうもうまくいってる気がしません。図が示す通り中央に置いた方が水の循環の偏りは少なくなった気がするのですが、ただポンプの周辺の水が回っているだけで水槽全体の循環はできていない気がしました。

チューブで直接水を送れ!

アクアリウム(←僕の場合はアクアテラリウムですが)を趣味にする人のほぼ100%が一度は陥りそして抜けられなくなる課題、それが「完璧なろ過システムの構築」です。そしてその哀れな人たちがヒステリックなまでにこだわり続けるのが「水の循環」です。

そしてそんな哀れな僕が今回出した解決手段がこれです。

六代目水槽の完璧な循環システム

水中ポンプの位置は四代目水槽までの位置(右上)に戻し、水中ポンプから吸い上げられたシャワーパイプの先にチューブ、さらにちょっと分かりづらいですがシャワーパイプの一番右の穴にエアーポンプ用のエアチューブ、計2本のチューブパイプも接続しました。しかもシャワーパイプからも水は出ていますので、このシステムではポンプから吸い上げた水を3ヶ所から吐出することができるようになりました。それを図に示すとこうなります。

六代目水槽の水の循環モデル

白い線が接続&延長したチューブパイプです。上の画像でいうと左下のエリアはまだ水が循環させづらいですがこれまでのシステムに比べれば飛躍的な改善が見られるはずです。当初は水中ポンプを複数台設置することも考えたのですが、ポンプの値段、電源の確保、水槽のサイズなどを考慮し、これまで通り一台のポンプでできるやり方として採用したのがアイデアがこれでした。

もちろん↑の写真は水流をチェックするための仮組みなのでこのまま運用するわけではありませんが六代目にして過去最高の循環システムができたんじゃないかと思います。

「嫌気性バクテリア」「濾材の有効稼働」-水の循環が必要な理由-

これまでYouTubeなどで数々の動画を見て水を循環させることの重要性に気づき、今回の解決策にたどり着いたのですがそのYouTubeで言われている「水を回さなければ行けない理由」は主に以下の2つだと思っています。

嫌気性バクテリアを発生させない

ろ過の話になると必ず「バクテリア」について語られますが、バクテリアにはどうやら2種類あるらしいです。一つは酸素を取り込んで活動するバクテリア。そしてもう一つが酸素がない(少ない?)ところで活動するバクテリアです。

前者のバクテリアは水槽内の水をきれいに保つために色々やってくれるらしく(←詳しくはいろんな人の動画を見てください)ろ過には欠かせない存在らしいのですが、後者の酸素がないところで活動する「嫌気性バクテリア」は逆に水質に対して悪影響を与えるんだそうです。そしてその嫌気性バクテリアが発生しやすいのが水が澱んだところ、すなわち水の循環が行き届いていない場所だそうです。

(この解釈には間違いがあるっぽいですが)僕のイメージでは嫌気性バクテリアはヘドロ的なものだと思っています。ヘドロがあるところの水はだいたい澱んでいますし、実際にこれまでの水槽の中でも水が循環していないところではヘドロのように堆積物が溜まっているのを見たことがありました。

濾材は水が通らないと機能しない

あとこれは言われるまでは気づかず、言われてみたら「そりゃそうだよな」と思った話なのですが、水をろ過してくれるバクテリアは主に濾材の表面に付着しているらしいです。そしてそのバクテリアが汚れた水をきれいにしてくれるらしいのですが、濾材(とバクテリア)には水が当たっていないと意味がないらしいです。

掃除機をかける時だってただその場にじっとしているだけではその場所のゴミしか取れない訳で、バクテリアも汚れた水がやってこなければきれいにすることもできないというのは至極真っ当な話でした。

…と前回と今回で水質にフォーカスを当てた水槽起ち上げの反省とチャレンジを解説してきましたが、次回はレイアウトと造形に関する”あるチャレンジ”について解説したいと思います。これは今回の起ち上げで初めてやるかなり大胆なチャレンジです。

イモリウム水槽リセット5日目終了の図

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